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こんにちは。
 
前回は正格活用の一つである、上一段活用の動詞について学習しました。
 
今日は、

下一段活用の動詞

について学習します。
 
 
 
 
下一段活用の動詞は、実は、1つしかありません。
 
「蹴る」
 
のみです。
 
上一段活用に倣って、活用表を記すと、次のようになります。
 

未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形



 
 
気付いた人いますかね、実は上一段活用の活用表の”i””e”に変えただけです。
 
「上一段」を「下一段」に変えただけなのです。
 
五段音を縦書きにして、ウ段音を基準にした場合、上一段活用で使用するイ段音は上になりますが、エ段音は下になりますね。
 
それで、「下一段」になるのです。
 





しかし、「蹴る」一語しかないのなら、わざわざ、上一段活用のような表はいらないじゃないか、と思った人もいるかも知れませんね。
 
おっしゃる通りです。
 
例えば、下一段活用の活用表を書かせる場合、私は上記の表が普通だと思っていますが、下のように書かせても、大学入試まで考えても実用上問題はありません。
 

未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
ける ける けれ けよ


中学・高校生の方は学校の先生の指導に合わせるようにしましょう。

 
 


さて、以上で下一段活用動詞の学習は終了です。
 
添付ファイルを手を動かして解いて、体得してから次に進みましょう。
 
(添付ファイル後日)
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こんにちは。
 
前回は、未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形、といった各活用形について学習しました。
 
今回は、9種類ある、動詞の活用の型のうちの5つ目、

上一段活用

について学習しましょう。
 
 
 


 
さて、これまで学んだものは変格活用と呼ばれるもので、同じ行(※カ・サ・ナ・ラの各行)だけで活用するものでした。
 
それに対して上一段活用の場合、ハ行で活用する動詞やヤ行で活用する動詞やマ行で活用する動詞など、行の種類がいろいろです。

面倒に思うでしょうが、それらの動詞全て覚えなくてはいけません。

次の通りです。
 
1.ひる
2.いる
3.きる
4.にる
5.みる
6.ゐる



これらについて、「ひる」1つを取ってみても複数ありまして、漢字で書き分けると、以下の通りです。

 
1.干る・嚔る
2.射る・沃る・鋳る
3.着る
4.似る・煮る
5.見る
6.居る・率る

 





意味や注意点を書いておきましょう。
 
1.「干る」は「干上がる」という意味です。

「嚔る」は「鼻をかむ」という意味です。

「はなひる」とも読みます。
 
2.「沃る」は「水をかける・注ぐ」という意味です。
 
小学校のときの社会でエジプトの地理を学ぶとき「肥
(ひよく)な三角地帯」という言葉を学んだ人もいるんじゃないですかね。
 
あの「沃」です、「妖」じゃないですよ。
 
「鋳る」は「溶かした金属を型に入れてものをつくる」という意味です。
 
昔、なべ、や、やかんを「鋳物」(いもの)と言ってたんですけどね。
 
平成のみんなだと厳しいかな、最近、聞かないですから。
 
なお、「入る」(いる。古文では、はいる、ではない。)は上一段ではないですよ。
 




3.「着る」はわかりますね。

ちなみに「切る」は上一段ではないですよ。
 
4.「似る」「煮る」はいいでしょう。
 
5.「見る」は、意味が要注意で、「結婚する」を覚えておきましょう。
 
あと、「試みる」(こころみる)「鑑みる」(かんがみる)など複合動詞も上一段です。
 




6.「居る」(ゐる)は、ラ変の「居り」(をり)と紛らわしくて、漢字で書いてあると文法的には区別できない場合もあります。
 
その場合、意味的に判断するしかないのですが、最初のうちはあまり気にしなくていいでしょう。
 
上級者向けの注意になりますが、「居る」は、「(そこに)いる」というような状態を表すというより、「座る」といった、むしろ動作的な動詞です。
 
「(そこに)いる」といったような状態的な意味の場合は、古語ではラ変の「あり」ですね。
 
「率る」は「ゐる」と読みます。
 
「率ゐる」となることもありますね。
 
意味は全て「連れる」です。





「行」に話を戻すと、「る」の前を見るとわかります。

それぞれ、ハ行、ヤ行(※ア行ではありません。覚えるしかないですね。)、カ行、ナ行、マ行、ワ行です。
 

 ワ行のところで、「ゐ」の文字が出て、これは何だと困った人もいるかも知れないので解説しておきましょう。




 
現代語の「わいうえを」は、古文では「わゐうゑを」なんです。
 
現代語のワ行の「い」「「え」が、古文では「ゐ」「ゑ」なんですね。
 
現代人のわたしたちが、普通に「い」「え」で表している文字の中には、実は古代では「ゐ」「ゑ」だったものが、けっこうあるんです。
 
古代の人々は使い分けていたのですが、発音が似ている(※厳密には同じではない、だいたい「ゐ」は「ウィ」、「ゑ」は「ウェ」)ので、古代のワ行の「ゐ」「ゑ」は、ア(ヤ)行の「い」「え」に吸収されてなくなってしまったのですね。
 
 
 


上一段活用の動詞については、

ひいきにみゐ・る

とまとめて覚えるようにしましょう。
 




 
では、いよいよ、活用に入りましょう。

 
3つの具体例を挙げて考えてみます。
 
「干る」「射る」「着る」の活用を以下示します。
 
 





基本形 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
干る ひる ひる ひれ ひよ
 
基本形 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
射る いる いる いれ いよ

基本形 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
着る きる きる きれ きよ


3つを比べて、共通点と相違点を考えてみましょう。
 
終止形、連体形、已然形、命令形が、それぞれ、
 
「-る」「-る」「-れ」「-よ」
 
となっている点は共通していますね。
 
で、未然形、連用形、及び前記の「-」のところですが、全てイ段音であることに気付きましたか。
 
以上の点を踏まえ、前に記した3つの活用を1つの表にまとめると、次のようになります。
 






未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形


この表を覚えてください。
 
この表を覚えたら、あとはそれぞれの行について応用させることで、全ての上一段動詞について活用がわかるのです。
 





ナ行の「似る」について考えてみましょう。
 
「覚えてください」といった活用表の、”i”、の部分を「に」に置き換えればいいのですね。
 
次のようになります。

 
基本形 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
似る にる にる にれ によ

 



ワ行の「居る」についても考えてみましょう。
 
「覚えてください」といった活用表の、”i”、の部分を「ゐ」に置き換えればいいのですね。
 
次のようになります。
  

基本形 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
居る ゐる ゐる ゐれ ゐよ





どうでしょう、だいぶ分かって来ましたか。
 
次に、基本形、語幹を加えた活用表を記します。
 
「干る」を例にとります。
 

基本形 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
干る ひる ひる ひれ ひよ


 
 
 
 
語幹がありませんね。
 
「ひ」は全く変化していないのに、どうして「ひ」は語幹ではないのでしょうか。
 
実は、語幹というものは、必ず活用語尾とセットで成立しないといけないのです。
 
未然形と連用形は「ひ」一語なので、語幹と活用語尾の区別ができませんね。
 
こういう場合、「干る」全体について、語幹、活用語尾、ともに成立しないと考えるのです。
 
そういうわけで基本的に上一段活用の動詞について、語幹、活用語尾は成立しません。
 





ただ、「試みる」「鑑みる」「率ゐる」といった動詞については、それぞれ「試」「鑑」「率」が語幹になります。
 
例えば、「試みる」の未然形は「試み」となるのですが、「試」が語幹、「み」が活用語尾と考えることができるのです。
 
念のため、活用表を記しておきます。


基本形 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
試みる みる みれ みよ






 
さて、最後になりましたが、なぜ上一段活用というのか、説明します。
 
基本となる活用表をもう一度、表示します。

 

未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形



 全ての活用形について、”i”、が最初にありますよね。
 
上一段活用の動詞は全て、”i”の音、つまりイ段音を使って活用するのです。
 




このイ段音というのは、五十音表でいう、ア段音・イ段音・ウ段音・エ段音・オ段音の2番目です。
 
この文章は横書きですのでわかりにくいですが、縦書きで考えるとイ段音というのは、中央のウ段音と比べると上の方にあります。
 
上の方にあって、ア段音・イ段音・ウ段音・エ段音・オ段音という5段の音の中の1つであるイ段音だけを使って活用するので、上一段活用、というのです。
 
上(の方にある)一段(だけを使う)活用、ということです。
 
 
 

 
さて、以上で上一段活用の動詞の学習は終了です。
 
いつものように手を動かして演習をし、体得してから次に進みましょう。
 
次回は下一段活用の動詞を学習します。
 
(添付ファイル後日)
 
 
こんにちは。

前回までの4回で変格活用を学習しました。

次回から正格活用に入る前に、今日は活用形について学びましょう。





活用形とは、

未然形、連用形、終止形、連体形、已然形、命令形、

の6種類です。





まず、未然形です。

「未然形」は、例えば、現代語で「事故を未然に防ぐ。」と言いますよね。

「未然」とは、まだ物事が起こっていない、ということです。

まだ起こっていない物事を表現しようとする場合に、動詞は、多くの場合、未然形の活用をします。




例えば、ラ変の「あり」を例にとると、打消の助動詞「ず」を接続させると、「あらず」となるのですが、訳すと「いない」となります。

これは、まだいない、「いる」という状態がまだ起こっていない、ということですよね。

また、推量の助動詞「む」というのがあって、これを「あり」に接続させると、「あらむ」となるのですが、訳すと「いるだろう」(※「あるだろう」でもかまいません。)となります。

これは、(明日は、将来は)いるだろう、ということであって、今はまだいない、「いる」という状態がまだ起こっていない、ということです。




このように、まだ起こっていない物事を表現する場合に使う活用形が、未然形、です。

なお、上で見た助動詞で、打消の助動詞「ず」、推量の助動詞「む」が未然形に接続するということは、助動詞を学習するときには必ず暗記しなければなりません。

せっかくですから、今のうち覚えてしまいましょう。





次は連用形です。

連用形とは直後に用言をとる場合の活用形です。

用言とは動詞・形容詞・形容動詞でしたよね。




再び、ラ変「あり」を例にとると、「あり」の直後に動詞「果つ」(※「果つ」は「終わる」という意味の動詞ですが、他の動詞の後について「~し終わる」「すっかり~する」という意味を加えます。)が接続すると、「あり果つ」となります。

意味は「ずっと生きながらえる」となります(※「あり」はいろんな意味をとり、ここでは「生きる」です。)。

「あり果つ」の「あり」は直後に動詞「果つ」をとっているので、連用形になっているのです。

前回の、ラ変の解説で、動詞「あり」は連用形と終止形が同じ「あり」で、その区別は「あり」の直後に句点(「。」)が来ていたら終止形で、それ以外を連用形と考えてください、と書きましたが、これで、用言の前にあれば連用形、ともっと積極的に連用形の判断ができるようになりますね。




なお、読点(「、」)の直前も連用形が原則です。

助詞の「て」の直前も連用形です。

また、後日学習する助動詞に関連させて説明すると、過去・完了に関係する助動詞は7種類あるのですが、そのうち6種類は連用形に接続します。

過去・完了の助動詞は、ほとんど連用形に接続するのです。

一例として過去の助動詞「けり」で、動詞「あり」を例にとると、「ありけり」となります。

意味は「いた」ですね。






次は終止形です。

終止形は文が終わる場合の活用形です。

句点(「。」)の直前の形と考えてもらえばよいでしょう。

ただ、細かいことを言えば、句点の直前でも終止形でない場合はありますし、文の途中でも終止形になっていることがないわけではありません。

これらは今後、その都度、学んでいきましょう。






次は連体形です。

連体形は、体言(※名詞のことです。)を直後にとる場合の活用形です。

「あり」を例にとると、「ある時」の「ある」がそうです。

カ変「来」を例にとると、「来る時」の「来る」がそうです。

「時」が名詞であり、体言であることは大丈夫ですよね。




なお、連体形は実は面倒で、意外なところで連体形になっていることがあります。

これも今後、その都度、学んでいきましょう。






次は已然形です。

已然形の「已」は訓読みすると「已に」(すでに)と読みます。

已然形は、物事がすでに起こった、確定した状態であること(※過去というわけではありません)を表現する場合に使う活用形です。

もっとも、「すでに起こった、確定した状態であることを表現する」、といってもわかりにくいと思います。

とりあえず、逆説の意味を表す「ど」「ども」といった助詞を直後にとる形が已然形、と覚えておいてください。

ラ変の「あり」を例にとると、「あれども」になり、「あれ」は已然形です。訳は「いるけれども」「あるけれども」となります。






最後に命令形です。

命令形は、命令する場合の活用形です。

終止形と同じように文が終わる形であり、言い切りの形です。

それがわかっていれば大丈夫です。





さて、以上で活用形の学習は終了です。


今日は、活用形の学習と併せてこれまでの変格活用の復習も行ないます。

以下のドリルを手を動かして解いてから次に進みましょう。

次回は9つある活用の型のうち、5つ目の上一段活用を学習します。

(※添付ファイル後日)










こんにちは。

前回はナ行変格活用を学習しました。

今日は、

ラ行変格活用

を学習しましょう。





これで変格活用は4つ目ですね。

カ行変格活用、サ行変格活用、ナ行変格活用と来て、ラ行変格活用です。

活用の型には9つありますので、今日が終わると残りは5つです。

がんばっていきましょう。





さて、では最初にラ行変格活用の動詞にはどのようなものがあるのか、ということですが、以下の4つです。

1.あり

2.居り(をり)

3.侍り(はべり)

4.いまそかり


意味については、多義語が多くて大変なのですが、とりあえず次のようにしておきます。

1.ある、いる

2.おる(謙譲語)※方言っぽいですが、「ここにおる」とか言いますよね。

3.お仕えする(謙譲語)、います・あります(丁寧語)

4.いらっしゃる(尊敬語)






ラ行変格活用の特徴というのは、終止形(基本形)がイ段音であることです。

といってもわかりにくいと思いますので、早速活用を見てみましょう。

活用語尾だけ記します。


未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形


終止形が「り」ですよね。

動詞はラ変以外は全て終止形(基本形)がウ段音の文字なんです。


カ変は「く」、サ変は「す」、ナ変は「ぬ」と全てウ段音ですよね。

でも、「り」はラ行イ段音の文字です。

これがラ変の特徴です。






では、「あり」を例に、語幹も合わせて活用表を記します。

  語幹   未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形

「あり」は未然形が「あら」であること、連体形が「ある」であることがわかります。

そして、「あり」には「連用形」と「終止形」が、「あれ」には「已然形」と「命令形」があることがわかります。

この区別は、実際の文の中で、「あり」「あれ」の直後を見て判断していくことになります。

今の段階では、「連用形」と「終止形」、「已然形」と「命令形」の区別は、「あり」「あれ」の直後に句点(「。」)が来ていたら、それぞれ「終止形」「命令形」と判断しましょう。

それ以外なら、「連用形」「已然形」です。





さて、これまで何度か「基本形」という言葉が出てきました。

基本形と終止形は形としては同じものなのですが(※例えば、基本形「あり」の終止形は「あり」)、意味的には違います。

基本形は、実際に文の中で使われる前の、頭の中だけに存在している文法上のものです。

それに対して、終止形は実際に文の中で使われており、文が終わる場合の活用形であって、その活用形が結果として基本形と同じものになっているということなのです。





活用表は、「基本形」「語幹」「活用語尾」を区別して、以下のように記述するのが一般的です。

「あり」を例にします。


基本形   語幹  未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
あり

「侍り」を例にしたものも作成しておきましょう。

基本形   語幹  未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
侍り






最後に、ラ行変格活用に属する動詞について補足しておきます。

1.「あり」の仲間に「かかり」「さり」「しかり」があります。

これは指示語の「かく」「さ」「しか」が「あり」と合体してつづまったものです。

意味は指示語が加わっていますので、「このようである」「そのようである」となります。

4・「いますかり」には「いますがり」「いまそかり」「いまそがり」という形の少し変化したものがあります。

意味は同じ「いらっしゃる」です。





さて、以上でラ行変格活用の解説は終わりです。

これで4つの変格活用の解説も終了です。

これからは、残りの5つの正格活用(※あまりこの言い方は使わないのですが)の学習に入ります。

ただ、その前に次回は、未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形の解説をしておきます。

そうしてから、正格活用の最初として「上一段活用」の学習に進みます。

今回のラ行変格活用についても必ず、手を動かして問題を解き、体得してから、次に進みましょう。
(添付ファイル後日)


 
こんにちは。

前回は「サ行変格活用」を学習しました。

今回は、

ナ行変格活用

を学習しましょう。




「ナ行変格活用」に属する古文の動詞には、

1.「死ぬ」

2.「往ぬ・去ぬ」(いぬ、どちらも)

 
があります。

2.「往ぬ」は、「行く」「来る」「去る」「帰る」などの意味を持つ動詞です。


 


 ひょっとすると、年配の方でまだ使っている人がいるかも知れません。

 管理人が小学生のとき遅くまで学校に残っていると、担任の先生が、

 「はよう、いね(※早く、帰れ)。」

 とよくおっしゃっていました。

 「去ぬ」と漢字を当てると「往ぬ」より意味が限定されて、「去る」「帰る」といった意味のみになります。




「ナ行変格活用」がどういう活用のしかたをするのか、「往ぬ」を例にして活用表を作成しますので、確認してください。

なお、語幹と活用語尾を分けた表にします。

語幹、活用語尾とは何か、簡単に言うと、用言(※動詞、形容詞、形容動詞のことでしたね)の活用(変化)しない部分が語幹で、活用(変化)する部分が活用語尾です。

よくわからない場合は、前回の「用言の活用2-サ行変格活用」で詳しく説明していますので、そちらを読んでください。






  語幹  未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
 往 ぬる ぬれ

「往な」というのが「往ぬ」の未然形ですね。

「往ぬ」の未然形は「往な」で、語幹は「往」、活用語尾は「な」ということですね。





念のため、「死ぬ」の活用表も作成しておきましょう。


  語幹  未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
 死 ぬる ぬれ


ナ行変格活用に属する動詞は「死ぬ」「往ぬ」(「去ぬ」)であるということと、ナ行変格活用の活用語尾を覚えておけばよいのです。

以上で、「ナ行変格活用」の学習は終わりです。





これで、動詞の9種類ある活用の型のうち、カ行変格活用、サ行変格活用、ナ行変格活用の3つを学習しました。

次回は、ラ行変格活用です。変格活用は次回で終了です。

今回はこれで終了です。前回同様、添付ファイルを印刷して演習をし、体得してから、次に進みましょう。

(※添付ファイル後日)

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